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中小企業診断士1次試験に落ちた…自己採点後の立て直しと科目合格の活かし方

中小企業診断士1次試験に落ちた時の立て直し方 中小企業診断士の試験
📝 執筆者プロフィール
行政書士・社労士など複数の士業有資格者が、合格メソッドの徹底分析と通信講座6社の公開情報を踏まえて本記事を執筆しています。

📋 この記事でわかること

  • 1次試験の合格基準と自己採点で確認すべきポイント
  • 落ちても無駄にならない「科目合格制度」の活用法
  • 敗因パターン別の翌年戦略
  • 学習を再開するベストなタイミング

中小企業診断士の1次試験の自己採点で『420点に届かなかった…』と落ち込んでいませんか。

 

結論から言うと、1次試験に落ちても挑戦が振り出しに戻るわけではありません。

 

診断士の1次試験には科目合格制度があり、今年60点以上を取れた科目は来年・再来年の受験で免除申請できるからです。

 

本記事では、自己採点直後にやるべきことと、科目合格を活かした翌年の立て直し戦略を解説します。

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1次試験の合格基準と自己採点のチェックポイント

1次試験の合否は、次の2つの条件で決まります。

1次試験の合格基準

  • 総点数:7科目の合計が満点の60%以上(700点満点で420点以上)
  • 足切り:1科目でも満点の40%未満(40点未満)があると不合格

自己採点では、合計点だけでなく「どの科目で何点取れたか」を科目ごとに記録してください。

 

このとき確認すべきポイントは3つあります。

 

①合計420点まであと何点だったか。

 

②40点未満の足切り科目はあったか。

 

③60点以上の科目(=科目合格)はいくつあったか。

 

この3つの数字で、翌年の戦略はほぼ決まります。

落ちても無駄にならない「科目合格制度」の活用法

診断士1次試験の大きな特徴が、科目合格制度です。

項目 内容
科目合格の条件 不合格年でも、満点の60%以上を取った科目は「科目合格」になる
有効期間 翌年・翌々年の2年間、申請により受験が免除される
戦略上の意味 来年は残った科目だけに学習を集中でき、合格可能性が大きく上がる

たとえば今年7科目中3科目で60点以上を取れていれば、来年は実質4科目の試験になります。

 

「落ちた」のではなく「7科目を2年に分けて攻略している途中」と捉え直せるのが、診断士試験の良いところです。

 

※科目免除には申請が必要です。免除制度の詳細は科目免除制度完全ガイドで解説しています。

敗因パターン別・翌年への立て直し戦略

1次試験に届かない原因は、大きく3パターンです。

敗因パターン 典型的な症状 翌年への対策
暗記科目の詰め不足 経営法務・情報・中小政策が50点台 直前期に詰める計画を改め、5月から暗記科目を回し始める
計算科目の足切り 財務・会計や経済学が40点未満 毎日30分の計算練習を年間を通して継続。独学が苦しければ講義のある講座へ
学習時間の絶対不足 合計350点未満・未着手の科目がある 1000時間の年間計画を最初に作る。スキマ時間で回せる教材に切り替える

特に足切り科目があった方は要注意です。

 

苦手科目は独学では克服しにくく、「わかりやすい講義で基礎から作り直す」のが結局一番の近道になります。

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学習を再開するベストなタイミングは9月

結論として、翌年合格を目指すなら9月からの再始動がベストです。

 

理由は2つあります。

 

1つ目は、診断士1次は7科目と範囲が広く、翌年8月の本試験まで約11か月を確保しても余裕はないからです。

 

2つ目は、8月中に敗因分析と教材選定を済ませることで、9月から迷いなく走り出せるからです。

📅 翌年合格までのモデルスケジュール

  • 8月:自己採点の整理・科目合格の確認・教材/講座の選定
  • 9月〜12月:苦手科目と計算科目(財務・経済)の基礎作り直し
  • 1月〜4月:全科目の過去問演習+暗記科目の1周目
  • 5月〜7月:暗記科目の詰め込み・模試・直前総仕上げ

月別の詳しいやることリストは診断士合格スケジュール|月別やることリストも参考にしてください。

最初から「2年計画」に切り替えるという考え方

科目合格制度を前提にすると、診断士1次は「最初から2年で受かる計画」に切り替える戦略も有力です。

 

働きながら7科目を1年で仕上げるのは、学習時間の確保という点でかなりハードだからです。

2年計画の科目振り分け例

  • 1年目:暗記系(経営法務・経営情報システム・中小企業経営政策)+企業経営理論で科目合格を狙う
  • 2年目:計算系(財務会計・経済学)+運営管理に集中し、残り科目で420点換算を狙う

今年の自己採点で科目合格がいくつか取れているなら、あなたはすでに2年計画の1年目を終えた状態です。

 

「落ちた」ではなく「計画どおり折り返した」と捉えて、残り科目に集中しましょう。

よくある質問

Q. 科目合格の免除申請はどうやってしますか?

翌年の受験申込時に、申込書で免除を申請します。科目合格の通知書類は大切に保管してください。なお、免除を使わずあえて受験し直して高得点で総点を稼ぐ戦略もあり、得意科目かどうかで判断が分かれます。

Q. 1次に落ちた場合、2次試験はどうなりますか?

2次試験は1次合格者のみ受験できます。1次に合格した年とその翌年の2回、2次を受験できる仕組みのため、まずは1次の突破が最優先です。1次の学習で得た知識、特に財務・会計と企業経営理論は2次にも直結するので無駄になりません。

Q. 養成課程という選択肢はありですか?

1次合格後に2次試験を受けず、養成課程(登録養成機関)を修了して診断士登録するルートもあります。ただし費用が数百万円規模になるため、まずは2次試験ルートを軸に検討し、費用と時間の条件が合う方のみ選択肢に加えるのが現実的です。

何年も落ち続けている場合は「やり方」を変える

2回、3回と1次試験に落ちている場合は、努力不足ではなく学習方法のミスマッチを疑ってください。

 

同じ教材・同じ勉強法での再挑戦は、同じ結果になる可能性が高いからです。

 

具体的な見直し方は診断士に落ち続ける…難関試験合格者の勉強法で詳しく解説しています。

 

教材を変えるなら、まず無料の書籍請求で「非常識合格法」のメソッドを確認し、今のやり方との違いを見てみるのがおすすめです。

まとめ:科目合格を武器に、9月から再スタートしよう

1次試験に落ちても、60点以上の科目は科目合格として来年に持ち越せます。

 

自己採点で3つの数字(420点までの差・足切り科目・科目合格数)を確認し、敗因に合わせて学習方法を見直す。

 

そして9月に再始動できれば、来年の合格可能性は今年より確実に高くなります。

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