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中小企業診断士の合格率推移10年分析|難化傾向と最新合格戦略【2026年版】

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中小企業診断士試験の合格率は、2026年度の1次試験が23.0%(受験者17,829人・合格者4,099人)、2025年度の2次試験が17.6%です。2015年度以降、1次は17.7〜42.5%と年によって大きく動き、2次は17.6〜19.4%でほぼ一定です(日本中小企業診断士協会連合会)。2026年度の2次試験の結果は2027年1月13日(水)に発表され、口述試験の廃止によりこの日が最終の発表です。

受験生

中小企業診断士の合格率って、1次と2次でどれくらいですか?
「最終合格率は4%」という話も見かけました。
運営者(行政書士)

1次は2026年度が23.0%、2次は2025年度が17.6%です。
「最終合格率4%」のように1次と2次を掛けた数字は、協会が公表しているものではありません。公式の数字だけで整理します。
📝 執筆者プロフィール
2018年開業の現役行政書士(社会保険労務士試験にも合格)が、日本中小企業診断士協会連合会と中小企業庁の公表資料をもとに執筆しています。

📋 この記事でわかること

  • 2026年度の1次試験の合格率と、2次試験の発表日
  • 1次・2次の合格率の推移(2015年度〜)
  • 2次試験の合格基準と、口述試験の廃止
  • 2026年度の1次合格者の年齢・勤務先

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2026年度(令和8年度)の合格率|1次は23.0%

出典:日本中小企業診断士協会連合会「令和8年度 中小企業診断士第1次試験に関する統計資料」
項目 2026年度 第1次試験
申込者数 25,512人
受験者数①(1科目でも受験) 21,147人
受験者数②(全科目を受験) 17,829人
試験合格者数 4,099人
試験合格率(合格者÷受験者数②) 23.0%

2026年度の1次試験の合格率は23.0%で、前年度の23.7%から0.7ポイント下がりました。

 

合格率は、欠席した科目がひとつもない受験者(受験者数②)に対する合格者の割合です。

 

1次試験の合格発表と、2次試験までの動き方は中小企業診断士1次試験の合格発表2026にまとめています。

2026年度の2次試験(筆記)は10月25日(日)に行われ、合格発表は2027年1月13日(水)です。

 

令和8年度から口述試験が廃止されたため、この日の発表で合否が確定します(協会連合会「令和8年度からの中小企業診断士試験における改正点について」)。

中小企業診断士の合格率の推移(2015年度〜2026年度)

中小企業診断士試験の合格率の推移(2015〜2026年度)。1次は17.7〜42.5%、2次は17.6〜19.4%
出典:日本中小企業診断士協会連合会「中小企業診断士試験 申込者数・合格率等の推移」、令和8年度は「第1次試験に関する統計資料」をもとに当サイトが作成

1次試験の合格率の推移

受験者数②=欠席した科目がひとつもない人。2023年度は那覇地区の再試験を含む。科目合格者は試験合格者を除いた実人数。2026年度の科目合格者の実人数は推移表に未掲載(2026年10月27日時点)
年度 受験者数② 合格者数 合格率 科目合格者(実人数)
2015(平成27) 13,186 3,426 26.0% 7,662
2016(平成28) 13,605 2,404 17.7% 8,295
2017(平成29) 14,343 3,106 21.7% 7,862
2018(平成30) 13,773 3,236 23.5% 7,995
2019(令和元) 14,691 4,444 30.2% 8,209
2020(令和2) 11,785 5,005 42.5% 6,313
2021(令和3) 16,057 5,839 36.4% 9,278
2022(令和4) 17,345 5,019 28.9% 9,485
2023(令和5) 18,755 5,560 29.6% 10,214
2024(令和6) 18,209 5,007 27.5% 11,210
2025(令和7) 18,360 4,344 23.7% 13,146
2026(令和8) 17,829 4,099 23.0% 未掲載

2次試験の合格率の推移

出典:日本中小企業診断士協会連合会「中小企業診断士試験 申込者数・合格率等の推移」。受験者数②=欠席した科目がひとつもない人
年度 筆記の受験者数② 合格者数 合格率
2015(平成27) 4,941 944 19.1%
2016(平成28) 4,394 842 19.2%
2017(平成29) 4,279 828 19.4%
2018(平成30) 4,812 905 18.8%
2019(令和元) 5,954 1,088 18.3%
2020(令和2) 6,388 1,174 18.4%
2021(令和3) 8,757 1,600 18.3%
2022(令和4) 8,712 1,625 18.7%
2023(令和5) 8,241 1,555 18.9%
2024(令和6) 8,119 1,516 18.7%
2025(令和7) 7,044 1,240 17.6%

1次試験の合格率は、2016年度の17.7%から2020年度の42.5%まで、年度によって大きく動いています。

 

2次試験は、11年間ずっと17.6〜19.4%の狭い範囲に収まっています。

 

2025年度の17.6%は、この11年で最も低い2次の合格率です。

よく見かける「最終合格率(1次×2次)4%前後」は、1次と2次の合格率を掛けた目安で、協会連合会が公表している数字ではありません。

 

1次の合格者は、その年度と翌年度の2次試験を受けられるため、単純に掛け算しても実際の合格の割合にはなりません。

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1次試験の合格率は2021年度から下がっている

1次試験の合格率は、2021年度の36.4%から2026年度の23.0%まで、2023年度を除いて毎年下がっています。

 

一方で、7科目のうち一部の科目だけ合格した「科目合格者」(試験合格者を除く実人数)は、2021年度の9,278人から2025年度は13,146人に増えています。

 

1次試験を複数年かけて突破する人が増えていると読めます。

2020年度の42.5%は、平成18年度に科目合格制度が入ってからでは最も高い合格率です。

 

この年は受験者数が11,785人と、前年度の14,691人から大きく減りました。

 

合格率が高くなった理由は、協会連合会からは公表されていません。

2026年度の科目別の受験者数と科目合格者数

出典:日本中小企業診断士協会連合会「令和8年度 中小企業診断士第1次試験に関する統計資料」。科目合格者数には試験合格者(7科目すべて合格した人)を含まない
科目 科目受験者数 科目合格者数
経済学・経済政策 16,777人 1,433人
財務・会計 17,474人 3,378人
企業経営理論 15,750人 5,179人
運営管理(オペレーション・マネジメント) 15,838人 1,566人
経営法務 16,313人 1,796人
経営情報システム 15,929人 3,540人
中小企業経営・中小企業政策 14,940人 1,737人

科目合格者数は、1次試験そのものに合格した4,099人を含まない数字です。

 

そのため、この表から科目ごとの「合格率」を計算すると、実際より低く出ます。

 

科目の中身と出題数は中小企業診断士の試験科目で説明しています。

2次試験の合格率と合格基準|2026年度から口述試験は廃止

出典:日本中小企業診断士協会連合会「令和8年度中小企業診断士第2次試験について(試験案内の概要)」「令和8年度からの中小企業診断士試験における改正点について」、試験FAQ
項目 2026年度(令和8年度)
筆記試験日 2026年10月25日(日)
出題 事例Ⅰ〜Ⅳ(各80分・各100点)
合格基準 総点数の60%以上(400点満点で240点以上)、かつ1事例でも40%未満(40点未満)がないこと
合格発表 2027年1月13日(水)
口述試験 令和8年度から廃止

2次試験は記述式の4事例で、合計点に加えて事例ごとの最低点(40点)があります。

 

1つの事例で大きく崩れると、ほかの事例の点数が高くても不合格になります。

 

記述式のため、協会連合会は模範解答を公表していません。

🎬 動画で見る:中小企業診断士2次試験2026 解答速報の使い方と自己採点

公式の正解が出ない2次試験で、各社の解答例を使った自己採点のやり方と、240点・40点未満の基準を図で説明しています(再生すると音声が流れます)。

当サイト運営者のYouTubeチャンネル「シカクのミカタ」の動画です(説明欄の記事リンクには広告を含みます)。

2次試験の自己採点の手順は中小企業診断士2次試験の解答速報2026、発表日の確認方法は中小企業診断士2次試験の合格発表2026で詳しく説明しています。

🎬 動画で見る:中小企業診断士2次試験 合格発表2026

1月13日の発表の確認方法と、口述廃止でこの日が最終発表になることを図で説明しています(再生すると音声が流れます)。

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2026年度の1次試験の合格者はどんな人?

2026年度の中小企業診断士1次試験の年齢別構成比。合格者は30〜39歳29.3%・40〜49歳27.0%
出典:日本中小企業診断士協会連合会「令和8年度 中小企業診断士第1次試験に関する統計資料」(年齢別人数)
出典:同統計資料の「勤務先区分別人数」から主な区分を抜粋(合計は申込者25,512人・合格者4,099人)
勤務先区分 申込者数 試験合格者数
民間企業勤務 16,259人 2,616人
政府系以外の金融機関勤務 1,690人 316人
公務員 917人 192人
経営コンサルタント事業所等勤務 710人 102人
中小企業支援機関 675人 102人
税理士・公認会計士等自営業 552人 99人
その他(無職を含む) 1,968人 291人

2026年度の1次合格者4,099人のうち、民間企業に勤める人は2,616人(63.8%)でした(当サイト計算)。

 

年齢は30〜39歳が29.3%、40〜49歳が27.0%で、30〜40歳代で56.3%を占めます。

 

男女別では、合格者のうち女性は392人(9.6%)でした。

合格までの道筋|1次合格の後は2つのルート

1次試験に合格すると、その年度と翌年度の2次試験を受けられます。

 

1回目の2次試験で届かなくても、翌年度にもう一度挑戦できます。

2次試験の代わりに、中小企業大学校などの「養成課程」を修了して登録する方法もあります。

 

2次試験は受けなくて済みますが、費用と期間がかかります。

 

詳しくは中小企業診断士の養成課程で説明しています。

2027年度(令和9年度)の日程の目安は中小企業診断士試験2027の日程、必要な勉強時間の目安は勉強時間シミュレーターで確認できます。

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中小企業診断士試験の過去問は、試験を行う日本中小企業診断士協会連合会が公式PDFで公開しています。

年度ごとの問題と解答は、中小企業診断士の過去問(公式PDF)のまとめから開けます。

よくある質問FAQ

Q. 中小企業診断士の合格率は?

2026年度(令和8年度)の1次試験は23.0%、2025年度(令和7年度)の2次試験は17.6%です(日本中小企業診断士協会連合会)。

 

2026年度の2次試験の結果は2027年1月13日(水)に発表されます。

Q. 「最終合格率4%」は本当ですか?

1次と2次の合格率を掛けた目安で、協会連合会が公表している数字ではありません。

 

1次の合格者は翌年度の2次試験も受けられるため、掛け算は実際の割合と一致しません。

Q. 1次試験と2次試験はどちらが難しいですか?

合格率は、1次が17.7〜42.5%(2015〜2026年度)、2次が17.6〜19.4%(2015〜2025年度)で、2次のほうが低くなっています。

 

2次は記述式で、模範解答が公表されません。

Q. 2次試験の合格基準は?

総点数の60%以上(400点満点で240点以上)で、かつ1事例でも40%未満(40点未満)がないことです。

 

令和8年度から口述試験は廃止されました。

Q. 独学と通信講座で合格率は違いますか?

学習方法別の合格率は、協会連合会からは公表されていません。

Q. 2026年度の1次合格者は何歳くらいですか?

30〜39歳が29.3%、40〜49歳が27.0%で、30〜40歳代が56.3%です。

 

最年少は18歳、最年長は76歳でした(協会連合会の統計資料)。

📎 参考リンク(公的機関·業界団体)

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