🎯 結論(先に要点)
令和8年度(2026年度)の中小企業診断士 第2次試験(筆記)は2026年10月25日(日)。事例Ⅰ 9:40開始〜事例Ⅳ 17:20終了です。
記述式なので公式の模範解答・正解は公表されません。当日夜からはLEC(昨年は事例Ⅰを当日17:00から順次公開)など各社の解答例・講評を使って自己採点します。
自己採点の前に必ず再現答案を書いてください。各社の解答例は設問ごとに割れるので、キーワードで「上限点・下限点」を出すのが記述式の採点です。
合格基準は総点数の60%(240点)以上、かつ各事例40点未満なし。令和8年度から口述試験は廃止され、筆記の合格発表は2027年1月13日(水)です。
「2次の解答速報はどこで見られる?」「事例Ⅳの計算が合っていたか確かめたい」——4事例80分×4本を終えた直後、いちばん気になるのはそこですよね。
結論から言うと、診断士2次は1次と違って「正解」が出ない試験です。各社の解答例も設問ごとに割れます。だから当日にやるべきことは、点数を確定させることではなく再現答案を残して、上限と下限の幅で自分の位置を掴むことです。
この記事では、各社の解答速報の出方(昨年の実績)、時間割と配点、再現答案の書き方、キーワード採点の手順、合格基準、直近3年の合格率、そして2027年1月13日の合格発表の確認方法までを1本にまとめました。
- 筆記試験:2026年10月25日(日) 9:40〜17:20(事例Ⅰ〜Ⅳ 各80分)
- 試験地:札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡の7地区(那覇・金沢・四国では実施なし)
- 受験票:例年10月中旬に普通郵便で発送(令和7年度は10月14日発送)
- 各社の解答速報・講評:10月25日(日)の夕方〜翌26日(月)に順次(昨年実績。詳細は本文)
- 合格発表:2027年1月13日(水) 連合会ホームページに合格者の受験番号を掲載
- 口述試験:令和8年度から廃止(筆記合格=第2次試験合格)
📌 公表状況(2026年9月10日時点)
各社の解答例・講評:未公開(公開予定=10月25日の夕方以降)
連合会の試験問題PDF:未掲載(例年、試験後に連合会ホームページへ掲載。模範解答・正解は公表されません)
筆記試験の合格発表:未発表(2027年1月13日)
診断士2次の解答速報はいつ・どこで見られる?【2026年度は10月25日】
2026年度(令和8年度)の中小企業診断士 第2次試験(筆記)は、10月25日(日)に実施されます。
まず押さえておきたいのは、公式(中小企業診断士協会連合会)は模範解答も正解も公表しないことです。連合会が後日ホームページに載せるのは試験問題のPDFだけです。TACも自社の分析会案内で「正解が発表されない試験」と明記しています。
そのため「解答速報」の実体は、各予備校が講師の見解として出す解答例・講評です。昨年(令和7年度・2025年10月26日実施)の各社の出方は次のとおりでした。
| 公開元 | 令和7年度(2025年)の実績 |
|---|---|
| LEC | 事例ごとの講評PDFと解説動画。事例Ⅰは試験当日17:00から順次公開、事例Ⅳは翌日12:00から。レジュメPDFは登録なしで閲覧でき、動画は受験番号等の登録者限定 |
| TAC | 講師陣の解説付き「模範解答解説集(PDF)」をメール登録制で無料公開。無料の「2次本試験分析会」「再現答案検討会」もオンラインで実施 |
| 資格の大原 | 例年、模範解答と解説動画を公開(年により公開形式と時期が変わるため、直前に公式サイトで確認) |
| その他 | 受験生支援団体や個人講師のブログ・SNSで再現答案の持ち寄りが行われるのが恒例 |
※公開時刻・形式は年により変わります。2026年度の告知は試験直前に各社公式サイトでご確認ください。
ポイントは、1社の解答例で点数を確定させないこと。記述式の2次では、同じ設問でも各社の解答の切り口が違うのが普通で、TACの分析会でさえ「講師間で見解が分かれる」と前置きしています。2〜3社を並べて、自分の答案がどの切り口に近いかを見る使い方が正解です。
時間割と配点【事例Ⅰ〜Ⅳ 各80分・各100点】
令和8年度の試験時間と配点は次のとおりです(連合会の試験案内より)。
| 時間 | 科目 | 配点 |
|---|---|---|
| 9:40〜11:00(80分) | 事例Ⅰ(組織・人事) | 100点 |
| 11:40〜13:00(80分) | 事例Ⅱ(マーケティング・流通) | 100点 |
| 14:00〜15:20(80分) | 事例Ⅲ(生産・技術) | 100点 |
| 16:00〜17:20(80分) | 事例Ⅳ(財務・会計) | 100点 |
事例Ⅲと事例Ⅳの間は40分しかありません。事例Ⅳの計算問題は疲労の影響が大きい科目なので、昼休み(13:00〜14:00)にエネルギー補給を済ませておくのが定石です。
受験手数料は15,100円(非課税)で、Web申込システムのオンライン決済に事務手数料525円(税込)が別途かかります。受験地区は7地区(札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡)で、試験会場は受験票で確認します。
試験当日にやること|自己採点より先に「再現答案」を書く
2次の自己採点で最初にやるのは、答案の再現です。問題冊子には設問ごとに書いたキーワードや構成をメモしておき、試験会場を出たらできるだけ早く、設問ごとに自分が書いた文章を再現します。
再現答案が要る理由は3つあります。
- ①各社の解答例と照合できるのは再現答案だけ(記憶だけでは「書いたつもり」になりやすい)
- ②TACの再現答案検討会など、無料の振り返りイベントは再現答案の提出が前提
- ③翌年の対策に使える(不合格だった場合、どの設問で失点したかの唯一の記録になる)
再現の精度は、当日の夜が最も高く、翌日以降は急速に落ちます。各社の解答例を見る前に書き終えるのが鉄則です。先に解答例を読むと、記憶が引きずられて「本当に書いた内容」が再現できなくなります。
形式は、設問番号・字数制限・書いた本文・使ったキーワードの4項目で十分です。事例Ⅳは計算過程と最終数値を、設問ごとに残しておきましょう。
▶ 中小企業診断士2次試験の完全攻略|事例Ⅰ〜Ⅳの解法・答案作成プロセス・合格答案の書き方
自己採点のやり方【記述式は「上限点・下限点」で読む】
再現答案ができたら、各社の解答例と照らして採点します。ただしマーク式の1次と違い、点数は1つに決まりません。次の手順で幅を持たせて読みます。
- ①設問ごとに配点を確認する(問題冊子に設問別配点が明記されている)
- ②各社の解答例からキーワード(要素)を抜き出す(2〜3社を並べ、共通して入っている要素を「本命」、1社だけの要素を「加点候補」に分ける)
- ③自分の再現答案に本命要素がいくつ入っているかで下限点を出す
- ④加点候補まで入っていれば上限点に加える
- ⑤事例ごとに合計し、4事例の上限合計・下限合計を出す
この「キーワード採点」は、合格者の再現答案を集めて分析する『ふぞろいな合格答案』方式と同じ考え方です。過去問演習でふぞろい採点に慣れている方は、同じ基準でそのまま採点できます。
注意したいのは、事例Ⅳの数値問題だけは正誤がはっきり出ることです。各社の解答例の数値が一致している設問は、それが実質的な正解です。逆に各社で数値が割れている設問は、出題側の条件の読み方が分かれているので、どちらでも部分点があると考えて上限・下限に振り分けます。
合格基準【総点数60%以上+各事例40点未満なし】
第2次試験の合格基準は、連合会の試験FAQで次のように示されています。
- 総点数の60%以上(4事例400点満点なら240点以上)
- かつ、1科目でも満点の40%未満(40点未満)がないこと
1次と同じく、合計だけ見て安心しないことが大切です。事例Ⅳで大きく崩れた場合、他の3事例で貯金があっても40点未満なら不合格になります。自己採点はまず事例ごとに40点ラインを確認し、次に合計240点、の順で見ます。
ただし、記述式の採点は各社の解答例とは別に試験委員が行うので、自己採点の上限・下限はあくまで目安です。下限が240点を超えていれば有力、上限が240点に届かなければ厳しい、その間は発表待ちと読むのが現実的です。
直近3年の受験者数と合格率【筆記の合格率は17〜19%】
連合会が公表した第2次試験の結果は次のとおりです。
| 年度 | 申込者数 | 筆記受験者数 | 筆記合格者数 | 合格率(公表値) |
|---|---|---|---|---|
| 令和7年度(2025年) | 7,355人 | 7,070人 | 1,241人 | 17.6% |
| 令和6年度(2024年) | 8,442人 | 8,142人 | 1,517人 | 18.7% |
| 令和5年度(2023年) | 8,601人 | 8,241人 | 1,557人 | 18.9% |
※筆記合格者数は「口述試験を受験する資格を得た方の数」。合格率は連合会の公表値です。
合格率は毎年17〜19%の帯に収まっています。つまり合格者数は受験者数に比例して決まる相対評価に近いのが実態で、「難しい年は合格率が下がる」とは限りません。自己採点の下限が240点に届かなくても、その年の受験者全体が低ければ合格することは普通にあります。
自己採点がボーダー前後だったときにやること
上限・下限の間に240点が入っている方は、発表(2027年1月13日)まで2か月半あります。この期間の使い方で翌年が変わります。
- ①再現答案と問題冊子を保管する(合格発表・得点確認の際に受験番号が必要)
- ②各社の無料分析会・再現答案検討会に参加する(自分の答案がどの切り口だったかを客観的に確認できる)
- ③1次合格の有効期限を確認する(令和8年度の1次合格者は、令和9年度の2次試験も受験できます)
- ④事例Ⅳの計算演習だけは止めない(落ちた場合に最も差がつく科目で、ブランクの影響が大きい)
- ⑤養成課程という選択肢も並行して調べる(2次に落ちても1次合格者なら進める道です)
2次の対策を独学から通信講座の添削に切り替える受験者が多いのもこの時期です。設問ごとに「なぜその要素が要るのか」を第三者に指摘してもらう経験が、翌年の答案の型を作ります。
2次の添削サービスを比べるならこちら:中小企業診断士2次試験の答練・添削サービスおすすめ5選|独学では限界を超える戦略
令和8年度から口述試験は廃止|筆記合格=2次合格
令和8年度(2026年度)から、第2次試験の口述試験は廃止されました。根拠は「中小企業診断士の登録等及び試験に関する規則」の改正(令和7年経済産業省令第51号・公布2025年6月25日・施行2026年4月1日)です。
令和7年度までは1月中旬の筆記結果発表→1月下旬の口述試験→その後の最終合格発表という流れでしたが、2026年度は10月25日の筆記だけで合否が決まり、2027年1月13日の発表がそのまま最終合格発表になります。
連合会は廃止の理由として、試験の安定実施、受験者の負担軽減、経費削減を挙げています。受験者側の実務的な変化は、「筆記合格後の口述対策が不要になった」ことと、「1月13日の発表がそのまま最終合格になる」ことの2点です。
合格発表(2027年1月13日)の確認方法
筆記試験の合格発表は2027年1月13日(水)。連合会ホームページに合格者の受験番号が掲載されます。掲示や郵送での発表は行われません。
令和7年度の運用では、全科目を受験した人には科目ごとの得点が「試験結果照会Webページ」で通知されました(郵送での通知はなし、閲覧期限は翌年3月31日まで)。2026年度も同様の運用になる見込みですが、確定は発表時の連合会告知でご確認ください。
合格証はPDFデータで交付され、Web申込システムに登録した住所が記載されます。転居した方は住所を期限内に修正しておきましょう(令和7年度は10月27日12:00が修正期限でした)。
▶ 中小企業診断士2026年合格スケジュール|1次8月・2次10月までの月別やることリスト
診断士2次の解答速報・自己採点に関するFAQ
Q1. 解答速報はどこが一番早い?
昨年(令和7年度)はLECが試験当日の17:00から事例Ⅰの講評PDFを順次公開しました。TACの模範解答解説集はメール登録制の無料PDFです。ただし記述式なので「早い=正確」ではなく、2〜3社を並べて読むのが前提です。
Q2. 公式の模範解答はいつ出る?
出ません。連合会が公開するのは試験問題のPDFのみで、模範解答・正解は公表されない試験です。得点は合格発表時に試験結果照会Webページで確認できます(令和7年度の運用)。
Q3. 各社の解答例が割れていたら?
割れるのが普通です。共通して入っている要素で下限点、1社だけの要素まで含めて上限点を出し、「幅」で自分の位置を読みます。事例Ⅳの数値は各社が一致していればそれが正解と考えて構いません。
Q4. 合計が240点を超えていても不合格になる?
なります。1科目でも40点未満があると、合計に関係なく不合格です。事例ごとの40点ラインを先に確認してください。
Q5. 落ちた場合、1次からやり直し?
令和8年度の1次合格者は、令和9年度の2次試験も1次免除で受験できます(1次合格の年度とその翌年度の2回)。令和7年度の1次合格で今年2次を受けた方は、来年は1次から受け直しになります。
まとめ|当日中に「再現答案」、採点は「幅」で読む
診断士2次の解答速報は、正解ではなく各社の解答例です。当日の夜に再現答案を書き、2〜3社の解答例からキーワードで上限点・下限点を出し、事例ごとの40点と合計240点の2つの基準で自分の位置を掴んでください。
令和8年度から口述試験はなく、2027年1月13日(水)の発表がそのまま最終合格です。ボーダー前後の方は、分析会への参加と事例Ⅳの演習継続で、どちらの結果になっても翌年に繋がる2か月半にしましょう。
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