🎯 結論(先に要点)
令和8年度 中小企業診断士 第1次試験の結果が2026年9月1日(火)に公表されました。試験合格者は4,099人、合格率は23.0%で、前年の23.7%をさらに下回り直近5年で最も低い水準です。合格者の受験番号は協会連合会のホームページに掲載され、合格証書・科目合格通知書はオンライン(PDF)で交付されます(紙の郵送はありません)。第2次試験の申込は9月18日(金)までと短いので、合格していた方はその日のうちに手続きへ進んでください。
行政書士・社労士など複数の士業有資格者が、中小企業庁および日本中小企業診断士協会連合会の公表情報をもとに本記事を執筆しています。
📋 この記事でわかること
- 令和8年度 診断士1次試験の結果(試験合格者4,099人・合格率23.0%)
- 合格発表の確認方法(受験番号の掲載先)と、合格証書・科目合格通知書の受け取り方
- 科目別・年代別の内訳と、過去5年の合格率推移
- 合格していたら:第2次試験の申込期限(9/18)と10/25の試験日
- 不合格だったら:科目合格の免除を使った翌年の組み立て方
8月1日・2日の1次試験から1ヶ月。
9月1日、令和8年度 第1次試験の結果が公表されました。まず「試験合格者」と「科目合格者」の2つの一覧を両方確認し、その日のうちに次の手続きへ進むのが最短です。
診断士1次は、発表から2次試験の申込締切までわずか17日という特殊なスケジュールです。
この記事では、協会連合会が9月1日に公表した統計資料と中小企業庁の実施要領だけを根拠に、令和8年度の結果と、その後の動き方を整理しました。
【令和8年度】診断士1次試験の結果|試験合格者4,099人・合格率23.0%
協会連合会が2026年9月1日に公表した「令和8年度中小企業診断士第1次試験に関する統計資料」の数値は次のとおりです。
| 項目 | 令和8年度 |
|---|---|
| 申込者数 | 25,512人 |
| 受験者数①(1科目でも受験) | 21,147人 |
| 受験者数②(欠席科目なし) | 17,829人 |
| 試験合格者数 | 4,099人 |
| 試験合格率 | 23.0% |
| 合格者の最年長/最年少 | 76歳/18歳 |
診断士1次の合格率は受験者数②(欠席した科目がひとつもない方)を分母に計算されます。
1科目でも受験した21,147人を分母にすると19.4%になるため、他サイトの数字と食い違って見えるときは、どちらの受験者数を使っているかを確認してください。
科目別の受験者数・科目合格者数
| 科目 | 科目受験者数 | 科目合格者数 |
|---|---|---|
| 経済学・経済政策 | 16,777人 | 1,433人 |
| 財務・会計 | 17,474人 | 3,378人 |
| 企業経営理論 | 15,750人 | 5,179人 |
| 運営管理 | 15,838人 | 1,566人 |
| 経営法務 | 16,313人 | 1,796人 |
| 経営情報システム | 15,929人 | 3,540人 |
| 中小企業経営・中小企業政策 | 14,940人 | 1,737人 |
統計資料の注記のとおり、「科目合格者数」に試験合格者は含まれません(総点数で合格した方は、各科目の科目合格者として数えられていません)。
令和8年度は企業経営理論の科目合格者5,179人が最多、経済学・経済政策の1,433人が最少でした。
前年に科目合格者が最少だった財務・会計は3,378人と回復しており、科目ごとの難易度は年によって入れ替わります。
翌年の免除を検討する際は、「その科目が例年やさしいか」ではなく自分の得点と得意不得意で判断してください。
年代別・属性別の内訳
合格者4,099人の内訳は次のとおりです。
- 年代別:30歳代1,199人(29.3%)と40歳代1,107人(27.0%)で合わせて56.3%。50歳代も924人(22.5%)と厚い
- 男女別:男性3,707人/女性392人(申込段階の女性比率12.4%に対し、合格者では9.6%)
- 勤務先別:民間企業勤務2,616人が最多で合格者の63.8%。次いで政府系以外の金融機関勤務316人、公務員192人
- 受験地区別:東京2,347人、大阪730人、名古屋312人
20歳代の合格者は590人で、合格者の8割以上が30歳以上です。
働きながら受ける試験であることが、そのまま数字に出ています。
合格発表は2026年9月1日(火)に公表されました
中小企業庁が令和8年4月6日に公示した実施要領と、協会連合会の日程ページに基づく令和8年度のスケジュールは次のとおりです。
| 項目 | 第1次試験 | 第2次試験 |
|---|---|---|
| 試験日 | 2026年8月1日(土)・2日(日) | 2026年10月25日(日) |
| 合格発表日 | 2026年9月1日(火) | 2027年1月13日(水) |
| 申込受付期間 | 終了(4/23〜5/27) | 2026年9月1日(火)〜9月18日(金) |
| 受験手数料 | 17,200円 | 15,100円 |
令和8年度からは第2次試験の口述試験が廃止され、受験手数料も改定されています(1次14,500円→17,200円、2次17,800円→15,100円。総額32,300円は据え置き)。
2次試験は筆記のみとなり、その合格発表が2027年1月13日です。
合格発表の確認方法|連合会HPで受験番号を探す
中小企業庁の実施要領には、合格発表について次のように書かれています。
- 試験合格者:9月1日(火)に、協会連合会のホームページにおいて合格者の受験番号を掲載。合格者には第1次試験合格証書をオンラインにより交付
- 科目合格者:同日に、協会連合会のホームページにおいて科目合格者の受験番号を掲載。科目合格者には科目合格通知書をオンラインにより交付
確認の手順は3ステップです。
- 受験票(または申込時の控え)で自分の受験番号を確認しておく
- 協会連合会「令和8年度中小企業診断士第1次試験の結果について(合格発表等)」を開く
- 「試験合格者」と「科目合格者」の2つの一覧を、それぞれ確認する
ポイントは、「試験合格者」に番号がなくても「科目合格者」を必ず見ることです。
総点数が420点に届かなくても、60点以上を取った科目は科目合格として翌年・翌々年の免除に使えます。
結果ページには「試験合格者」「科目合格者」の一覧に加えて、統計資料(PDF)へのリンクも置かれています。
合否の照会や合格証書のダウンロードにはユーザIDと第1次試験の受験番号が必要です。
合格証書・科目合格通知書は紙では届かない
令和7年度の合格発表ページには「本年度から紙の合格証書や科目合格通知等は発送しません。PDFデータでの取得に変更しています」と明記されています。
令和8年度も、中小企業庁の実施要領で「オンラインにより交付」とされています。
郵便を待っていても届かないので、発表後は協会連合会の案内に従ってPDFをダウンロードし、必ず保存してください。
第1次試験合格証書は2次試験の申込で、科目合格通知書は翌年の免除申請で使う重要書類です。
過去5年の合格率推移|23.0%は5年で最低
受験者数は全科目受験者(受験者数②)、合格率は試験合格者÷その受験者数です。
| 年度 | 受験者数 | 試験合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 令和4年度 | 17,345人 | 5,019人 | 28.9% |
| 令和5年度 | 18,755人 | 5,560人 | 29.6% |
| 令和6年度 | 18,209人 | 5,007人 | 27.5% |
| 令和7年度 | 18,360人 | 4,344人 | 23.7% |
| 令和8年度 | 17,829人 | 4,099人 | 23.0% |
令和8年度の23.0%は直近5年で最も低い合格率で、令和7年度の23.7%からさらに0.7ポイント下がりました。
合格者数も4,344人→4,099人と2年連続で減少しています。
受験者数も18,360人から17,829人へ531人減っており、母集団が縮んだうえで合格率も下がったのが令和8年度の特徴です。
令和3年度の36.4%と比べると、5年で13ポイント以上下がったことになります。
「1次は通過点」という前提で学習量を組むと足をすくわれる水準になってきました。
合格していたら|2次試験の申込は9月1日〜18日、試験は10月25日
1次に合格した方がまずやることは、第2次試験の受験申込です。
申込受付は合格発表と同じ9月1日(火)に始まり、9月18日(金)で締め切り。協会連合会のWeb申込システムから手続きし、受験手数料15,100円の支払いまで期限内に終える必要があります。
2次試験は10月25日(日)。発表から試験まで8週間しかありません。
令和8年度は口述試験が廃止されたため、2次は筆記(事例Ⅰ〜Ⅳ)だけで合否が決まります。
なお、令和7年度の1次合格者も令和8年度の2次を受験できます(1次合格の有効期間は翌年度まで)。
2次の全体像と事例別の対策は次の記事にまとめています。
不合格だったら|科目合格を「免除」に変えて翌年を組む
診断士1次には科目合格制度があります。
中小企業庁の実施要領にも「令和6年度若しくは令和7年度の第1次試験の一部の科目に合格した者に対して、その者の申請により当該試験科目を免除することができる」とあるとおり、科目合格は翌年・翌々年の2回使えます。
発表当日に「科目合格者」の一覧で自分の番号を確認し、科目合格通知書のPDFを保存しておきましょう。
翌年は免除科目を外し、残った科目に学習時間を集中できます。
ただし、免除を使うと「総点数60%」の分母も残り科目だけになるため、得点源の科目まで免除してしまうと逆に不利になるケースがあります。
免除の使い方と、落ちた直後の立て直し方は次の記事で解説しています。
診断士1次の合格発表に関するFAQ
Q1. 令和8年度の合格率と合格者数は?
試験合格者4,099人、合格率23.0%です(分母は全科目を受験した17,829人)。
前年の23.7%を下回り、直近5年で最も低い合格率でした。
Q2. 合格証書は郵送されますか?
されません。
令和7年度から紙の発送は廃止され、合格証書・科目合格通知書はオンライン(PDF)で交付されます。
Q3. 試験合格者の一覧に番号がありません。科目合格は?
「試験合格者」と「科目合格者」は別の一覧です。
60点以上を取った科目があれば科目合格者の一覧に番号が載るので、必ず両方を確認してください。
Q4. 2次試験の申込はいつまでですか?
2026年9月1日(火)から9月18日(金)までです。
受験手数料15,100円の支払いまで期限内に完了する必要があります。
Q5. 令和8年度から何が変わりましたか?
第2次試験の口述試験が廃止され、受験手数料が1次17,200円・2次15,100円に改定されました。
総額32,300円は従来と同額です。
まとめ|令和8年度は合格率23.0%。2次申込は9月18日まで
令和8年度 診断士1次試験は、試験合格者4,099人・合格率23.0%という結果になりました。
協会連合会のホームページで受験番号を確認し、合格証書・科目合格通知書はPDFで保存してください。
合格していれば9月18日までに2次試験を申し込み、10月25日の筆記に向けて8週間を使い切る。
届かなかった場合は科目合格を免除に変え、翌年の科目を絞る。
どちらの道でも、発表を見た当日に次の一手を決めた人が先に進みます。
2次の添削指導まで一気通貫で進めたい方には、合格で受講料が全額返金されるアガルートも選択肢です。2次だけを補いたい場合は、過去問8年分の出題事実から予想論点を絞り込む2次試験予想論点攻略講座(10,780円・税込)や、添削なしの2次試験対策パック(54,780円・税込)といった単科も用意されています。
出典:中小企業庁「令和8年度の中小企業診断士試験について」(令和8年4月6日)、一般社団法人日本中小企業診断士協会連合会「令和8年度の試験日程について」「令和8年度中小企業診断士第1次試験について(試験案内の概要)」「令和8年度からの中小企業診断士試験における改正点について」「令和8年度中小企業診断士第1次試験の結果について(合格発表等)」(令和8年9月1日)「令和8年度中小企業診断士第1次試験に関する統計資料」「令和7年度 第1次試験に関する統計資料」「申込者数・合格率等の推移」。




